獻帝春秋曰:董承之誅,伏后與父完書,言司空殺董承,帝方為報怨。完得書以示,惡之,久隱而不言。完以示妻弟樊普,普封以呈太祖,太祖陰為之備。後恐事覺,欲自發之,因求使至鄴,勸太祖以女配帝。太祖曰:「今朝廷有伏后,吾女何得以配上,吾以微功見錄,位為宰相,豈復鮟寵乎!」曰:「伏后無子,性又凶邪,往常與父書,言辭醜惡,可因此廢也。」太祖曰:「卿昔何不道之?」陽驚曰:「昔已嘗為公言也。」太祖曰:「此豈小事而吾忘之!」又驚曰:「誠未語公邪!昔公在官渡與袁紹相持,恐內顧之念,故不言爾。」太祖曰:「官渡事後何以不言?」無對,謝闕而已。太祖以此恨,而外含容之,故世莫得知。
獻帝春秋云欲發伏后事而求使至鄴,而方誣太祖云「昔已嘗言」。言既無徵,迴託以官渡之虞,俛仰之痢ろ羮霪楸,雖在庸人,猶不至此,何以玷累賢哲哉!凡諸云云,皆出自鄙俚,可謂以吾儕之言而厚誣君子者矣。袁暐虛罔之類,此最為甚也。
(漢籍電子文献資料庫三國志 318頁 ちくま2-262)
(漢籍電子文献資料庫三國志 318頁 ちくま2-262)
董承という名でこそありますが、別に董卓の血縁ではないです。曹操暗殺計画の首謀者で、計画がばれたときに真っ先に殺されました。『献帝春秋』によれば、それのリベンジをしてやろうぜーと言うお手紙が宮中に飛び回り、そのうちの一通が荀の元にも届いたそうです。荀ははじめこれが来たことを曹操には内緒にしていましたが、別口で同じ内容の手紙が曹操の元に到着。それを知った荀は、リベンジ計画についての話をさも何事もなかったかのように持ち出して「いまの皇后を廃して曹操様の娘を皇后に付けましょう」と謀議を持ち出します。
「なんでお前、それ報告しなかったん?」
「え、しましたよ?」
「いや来なかったね、どういうことだよ」
「え、まじですか? ……んー、そうしたら官渡の戦いで大わらわの曹操様の心を煩わせたくなかったのかもしれません」
「なら終わったら即言えよ」
「す、すみません……」
ここから曹操は荀に対してもやもやを抱えるようになり始ったそうです。
初読の時、裴松之先生はすごい顔をされたでしょう。
え、こんな見え見えの嘘でぼろ出すとか、ぼんくらでもありえねーっしょ。それをあんた、誰捕まえて言ってんの? サマ、サマよ? 我らがサマ。どうすりゃこんなクソザコムーヴを決める要素があるってのよ。ゲスの勘ぐりで君子を貶めようとか、袁暐のクソゴミっぷりはいろいろみてきたけど、ここがダントツでひでーな! とお怒りのようです。
え、こんな見え見えの嘘でぼろ出すとか、ぼんくらでもありえねーっしょ。それをあんた、誰捕まえて言ってんの? サマ、サマよ? 我らがサマ。どうすりゃこんなクソザコムーヴを決める要素があるってのよ。袁暐《えんい》のクソゴミっぷりはいろいろみてきたけど、ゲスの勘ぐりで君子を貶めようとか、ここがダントツでひでーな! とお怒りのようです。
「なんでお前、それ報告しなかったん?」
「え、しましたよ?」
「いや来なかったね、どういうことだよ」
「え、まじですか? ……んー、そうしたら官渡の戦いで大わらわの曹操様の心を煩わせたくなかったのかもしれません」
「なら終わったら即言えよ」
「す、すみません……」
ここから曹操は荀に対してもやもやを抱えるようになり始ったそうです。
初読の時、裴松之先生はすごい顔をされたでしょう。
え、こんな見え見えの嘘でぼろ出すとか、ぼんくらでもありえねーっしょ。それをあんた、誰捕まえて言ってんの? サマ、サマよ? 我らがサマ。どうすりゃこんなクソザコムーヴを決める要素があるってのよ。ゲスの勘ぐりで君子を貶めようとか、袁暐のクソゴミっぷりはいろいろみてきたけど、ここがダントツでひでーな! とお怒りのようです。
え、こんな見え見えの嘘でぼろ出すとか、ぼんくらでもありえねーっしょ。それをあんた、誰捕まえて言ってんの? サマ、サマよ? 我らがサマ。どうすりゃこんなクソザコムーヴを決める要素があるってのよ。袁暐《えんい》のクソゴミっぷりはいろいろみてきたけど、ゲスの勘ぐりで君子を貶めようとか、ここがダントツでひでーな! とお怒りのようです。
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