裴松之先生の罵詈雑言劇場

漢紀云唐衡以桓帝延熹七年死，計��于時年始二歲，則��婚之日，衡之沒久矣。慕勢之言為不然也。

緄八龍之一，必非苟得者也，將有逼而然，何云慕勢哉？昔鄭忽以違齊致譏，雋生以拒霍見美，致譏在於失援，見美嘉其慮遠，並無交至之害，故得各全其志耳。至於閹豎用事，四海屏氣；左悺、唐衡，殺生在口。故于時諺云「左迴天，唐獨坐」，言威權莫二也。順之則六親以安，忤違則大禍立至；斯誠以存易亡，蒙恥期全之日。昔蔣詡姻于王氏，無損清高之操，緄之此婚，庸何傷乎！

（漢籍電子文献資料庫三國志　301頁　ちくま2-237）

「典略」において、荀��の父、荀緄は当時権勢を確保していた宦官、唐衡のご相伴に与りたいからと荀��に唐衡の娘をめあわせたと言い、これが当時の清流人に批判の的であったことを紹介しています。

　さぁ、荀��強火担の裴松之先生、烈火。

　オメー荀緄サマってどういうお方かわかってんのか、荀家八龍に連なっておられるお方だぞ、権勢だなんだに甘えるわけねーだろ！　どっちかってと唐衡の圧力に負けたってのが正しいに決まってる！　なにせあの当時は「左悺と唐衡がすべてを握ってる」くらいにまで言われてた時代だぞ、あの辺に逆らえばなぜか族滅する家すら出たくらいだ！　そんなクソヤバに対して頭を垂れたところで、どうして荀緄サマの清高の操が損なわれようってんだ！
　荀緄様をけなすやつはかかってきな！　俺が相手だ！　と言わんばかり。先生……。

　個人的には裴松之と言えばあたおか（げふん。ずいぶんご熱心であられるイク様信者という印象が強いので、この裴松之コメントは原点にして頂点のようなイメージがある。
『荀緄さまは宦官の権威に屈するようなお人じゃない！』と言いつつ宦官の権威に負けちゃってもそれは家を存続させるためで仕方がなかったんだもん！と言いだすあたりオメー保険かけてるな？　推しのこと信用しきれてねえんじゃねえの？　お？（千五百年くらい先の未来からイキリ倒すバカ）