裴松之先生の罵詈雑言劇場 - 以斯為美又所不取――巻五十八 陸遜

魏江夏太守逯式兼領兵馬,頗作邊害,而與北舊將文聘子休宿不協。遜聞其然,即假作答式書云:「得報懇惻,知與休久結嫌隙,勢不兩存,欲來歸附,輒以密呈來書表聞,撰眾相迎。宜潛速嚴,更示定期。」以書置界上,式兵得書以見式,式惶懼,遂自送妻子還洛。由是吏士不復親附,遂以免罷。

臣松以為:

邊將為害,蓋其常事,使逯式得罪,代者亦復如之,自非狡焉思肆,將成大患,何足虧損雅慮,尚為小詐哉?以斯為美,又所不取。

(漢籍電子文献資料庫三國志 1351頁 ちくま7-288)

解説

 魏が江夏太守に任命した、逯式。本伝では陸遜が策略で逯式の信望を失墜させ、ついには罷免に追い込んだ、と書かれています。
 裴松之先生、ここに噛みつくのです。
 なになり、逯式ってそんなヤバい将軍だったわけ? 逯式よりもいくらでもやばいやつっていたよね? けどなんで逯式を貶めたことだけまるですげーことのように書いてんの? まるでありえないんだけど!